(すきかえしし)
和紙の端紙(はがみ)をもう一度和紙の原料に戻して漉いた和紙です。
工房では封筒や便箋を作るときに和紙を必要な大きさにカットします。
そのときに出る和紙の端きれを捨てずにためておいて、ある程度の量になったら漉返し紙をつくります。
和紙の端紙は水につけてやわらかくし、パルプとともにビーターという機械で細かく戻していきます。いろんな種類の和紙が小さな破片となりながら原料に混ざるので、漉きあがる表情は多種多様です。
紙として一度完成した和紙が、もう一度原料に戻ることは大きな驚きでした。
和紙はとてもエコな素材であることに感心します。
出来上がる和紙は一枚ごとに違い、ぼくとつとした素朴な味わいの和紙はひそかにお客さんの心を掴んでいます。
能登仁行和紙
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