楮紙を天然染料で染めたのが草木染紙です。
藍や、栗の毬(いが)、くるみ、漆、キハダなど自然素材を使って染めています。
3代目・遠見和之がつくる草木染紙は一枚の紙の中に表情があり、一見すると和紙と分からないような顔をしています。県内外、海外の方からも人気のある和紙です。
3代目がつくる草木染紙は何度も色を塗り重ねてつくります。
草木染は同じ染料、同じ方法で染めても、ひとつとして同じ表情にはなりません。
そのときの温度や湿度、紙の厚さ、刷毛の動かし方、塗り方、乾かし方、、
ほんの少しの違いでも現れる模様は変わってきます。
とても奥深く、魅力のある和紙です。