(くずし)
つる性の植物である葛の茎からつくった和紙です。
能登仁行和紙の中でも特に個性的な顔をしていて、とても印象的な和紙です。
葛紙をつくるのは少し手間がかかります。
まず採ってきた葛を釜でやわらかくなるまで煮て、水でさらします。
それから厚みをなくすためにローラーでぺちゃんこに潰すという一工程が大変です。
その後、白い原料の中に葛の原料を混ぜて漉きます。
葛の繊維を粗いまま残して漉く葛雲竜紙(くずうんりゅうし)は、くるくると渦巻く模様がおもしろい一枚です。素材の性質がよく現れた和紙です。
能登仁行和紙
(のとにぎょうわし)
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